
“羽越のデザイン企業組合”は山形県鶴岡市、温海(あつみ)地域で設立されました。
企業名にある“羽越(うえつ)”とは出羽(でわ)国と越(こし)国を足した地域を指す言葉。現代に置き換えれば山形、新潟、秋田の日本海側の地域でしょうか。
なぜ、“羽越”にしたかというと、文化を大切にしたかったからです。
明治の廃藩置県によって、今の山形県になりましたが、私たちは山形県内の内陸地方とは文化や言葉が異なります。逆に、近いのは新潟県の北部です。
背中合わせにある、山形県の温海地域と新潟県の山北地域では“しな織”を始め、“焼畑農法”“灰汁(あく)文化”“塩引き鮭”など、言葉だけでなく、衣食住全てに共通するものが存在します。
「文化を大切にする」ことが羽越のデザイン企業組合は基本的な考え方です。

良くすることは
デザインすること
“デザイン”って何をするの?と尋ねられますが、デザインの本当の意味は「より良くする」ことだそうです。私たちは、それぞれの故郷をより良くしていくことを一番に考えていきたいと思います。
近年、地方創生という言葉が当たり前になりました。
しかし、私たちが暮らす場所では若者が流出し続け、自然・文化・暮らしの継承に黄色信号が灯っています。
「こごさはいいものいっぺあらんどものぉ、、、」
訳)ココにはいいモノがたくさんあるんだけど、、、
これは、地元で良く耳にする言葉です。
この言葉を噛み砕けば、いいモノがあるのはわかっているけど、その魅力を磨いて発信することができないということになります。
私たちはその魅力をデザイン、つまり、より良くしていきたいと考えています。

目指せ!
“サトモリカンパニー”
私たちが次世代へ伝えたいこと。それは「誇り」と「勇気」。
「自分の故郷には、こんなにスゴイものがあるんだ!」
ということに、誇りを持てるような機会をつくりたいと考えています。
また、私たちが挑戦することで、「地方にはたくさん可能性があり、都会にいかなくてもいい。ここで挑戦することができるんだ」ということを知ってもらいたいです。
そして、「よーし、次は私たちの番だ」と勇気を持てるような空気をつくっていきたいです。
少し、背伸びしすぎでしょうか。
でも、それぐらいでないと何も成し遂げられません。
それどれの郷を守り、郷を盛り上げる。
羽越のデザイン企業組合は、先人から受け継いた自然・文化・暮らしを次世代に守り発展させる“サトモリカンパニー”を目指します。
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